忘れてたこと

捨てたと思っていた夢。諦められたと思っていた将来。それがずっと足枷になって、前へ進めなかった。

誰かを笑顔にしたい。幸せになるサポートをしたい。一人も取りこぼしたくない。

この目がとらえられる涙や、この耳で聞こえる嘆き、この心で感じる悲しみ。どれだけ遮断しても忘れられないなら、それは忘れてはいけないことなんだ。

見返りなんてなにもいらない。夢物語でもいい。私が昔、やるって決めたんだから。

そばにいて出来ること、私にしか出来ないこと。ずっと昔から、自然とやってしまうこと。

優しいことは、ダメなことだと思ってた。それは自己肯定の手段で、相手を利用しているだけだって。

でも違った。ただ泣いてる誰かを無視したくなくて、出来なくて、勝手に心と身体が動いてしまう。

それは多分、私が生まれつきそうなってしまってるんだ。それをするために、生まれてきたって昔から思ってた。

勘違いじゃなかったって気づいたのは、最近のこと。天命ってやつなんだろうなって。

何が出来るか分からない。でも、私の特性を活かせば最強だってのは知ってる。

ただ、私はまだ誰かをサポートできるほど強くない。心がぐらついて他人の感情に支配されて、自分の感情もまだ上手く扱えないから。

でも、コントロール出来るようになる。変に冷静で客観的で、分析家な論理主義者。

答えは自分しか持ってない。それを引き出すサポートをしたい。

なら、まずは自分をサポートしなきゃね。私が幸せでなきゃ、私が地に足ついてなきゃ、私が自分をコントロール出来なきゃ。

自分が自分を救うんだ。それは万人同じ。

幸い、周りはみんな優しくて恵まれてる。助けてもらえる。

弱音を吐くのは苦手だけど、我が強すぎるのも抑えなきゃだけど、素直にならなきゃ、私がやりたいことはいつまでも出来ないまま。

最高にハッピーで、毎日楽しく暮らせる方法。それが、私にとっては誰かの笑顔をサポートすること。

誰かが悲しかったら、悲しい。誰かが嬉しかったら、嬉しい。

涙を流す時間は大事だと思う。でも必ずその後には笑顔が必要。ひとりじゃ出来ないことも、他の誰かが一緒なら出来る。

強がりで意地っ張りで、怖がりで嘘つきで、でも誰より優しい私に出来ること。

それは優しさや愛を、惜しみなく与えること。愛は枯渇しない。自分を愛してさえいれば。

なら、まず私は私を癒さなきゃね。全てを愛おしく思えるよう、強がりな勘違いをしないよう、ちゃんと感じて考えて、周りに助けてもらないながら。

自分を大事に出来る人は、周りを大事に出来る人。自分を大事に出来ない時は、周りを大事にしてみよう。

自分のことが分からない時は、周りに目を向けてみよう。きっとそこに私に必要なものがあるから。

愛し愛され、優しくして優しくされて、純粋なイコールでこの世界は動いてる。

汚く見えるもの、嫌だと思うもの、それは見方を変えればとても綺麗で嬉しく見えるんだと思う。

暗闇でしか咲かない花もある、太陽に向かって咲く花もある。夜に生きる人がいるから、昼に生きる人が生きられる。

白でも黒でもない透明な私たちは、本当は何にだってなれるんだ。そこには、自分しかない。自分しか持ってない。

私は私を使ってやりたいことが見つかった。今すぐどうこう出来るわけじゃない。

私のペースで、タイミングよく、歩く。分からないことだらけだけど、だから面白い。

やり方ばかり探したって、道は出来ない。歩いた後にそれは色づいて、振り返れば幸せがそこにある。

過去も未来も、多分ないんだ。今しかない。

だから私は、今を生きたい。今この瞬間、私を生きたい。

それが私の生まれてきた意味だと思うから。