空高くまで

蝶が羽ばたくと、地球の裏側では津波や地震が起こる。悪い例えに見えるし、実際それで使われることが多い。

蝶が羽ばたかなきゃ世界は何も変わらない。

見えないことだらけで、分からないことだらけで、いっぱいいっぱいな時もあるけど。

ひとりで生きていけるわけじゃない。誰かに助けてもらうこと、弱音を吐くこと、ひとりで頑張ってもできないことは、助けてもらう。

自分に出来ないことを嘆いたって仕方がないし、人を羨ましがったところで、それは手に入らない。

今までそれはダメだと思っていたけど、実はとんでもない武器なのかもしれない。自分の武器を使って、生きていく。

それは使うために持っているもの。もっと磨いて、試して、それと仲良くなって、どこまでも行く。

例え誰かに理解されなくても、自分が分かってれば大丈夫。必ず、笑顔で「すごい」って言ってくれる人がいる。

自分が認めてやらなきゃ、誰が認めてくれたって、納得できない。でも、それが出来なくてもいい。

いつか認めたいって気持ちがあるから、手放せない。それがなきゃ、多分必要のないものだから、気にしなくていい。

かっこ悪くても、醜くても、それがとても尊いものだって思いたいなら、誰がは気づいてくれてる。

褒めてくれる人、攻撃してくる人、結局はどっちも同じ。それがあなたの強みだと、知らせてくれてる。

言い訳して自分を追い詰めなくてもいい。追い詰めても、気づいてる人は気づいてる。それがあなたの長所よ、って。

自分にないものを探して、他人が持ってるものを妬まなくていい。最初から持ってることに、気づいてないだけだから。

本当は、全部持ってる。どこにあるか、使い方はどうするかは、分かる時が必ず来る。

自分を信じて、待てばいいだけ。向かえに行ったら隠れちゃう時もあるから。色々してみればいい。

ひとりじゃ生きられない。本当は、ひとりで生きていける。でも、楽しくはない。

家族がいて、友達がいて、恋人がいて、自然や動物に囲まれて。

生きていく上で必要ではないけど、あったらとても嬉しいもの。

それは心をあたたかくして、強くしてくれる。どんな時でも大丈夫だって思わせてくれる。

守りたいものが、たくさんある。手を伸ばして、伸ばされて、その繰り返しでここにいる。

あなたがいなきゃ、私はいなかった。助けてくれなきゃ、ここにはいなかった。

そんな人が、たくさんいる。そんなものが、山ほどある。

私は、何が出来るだろう。大切なもの、愛する人たちのために。

心からのありがとう、愛してる、それをたくさん伝えたい。私のやり方で。

たとえ近くにいない場合も、もう会えなくなっても、伝えることは出来る。想うことはできる。

何も求めない。でも、出来れば一緒にいたい。

あなたのことを信じてる。だから、ずっと側にいる。

側にいられなくてもかまわない。幸せで、笑顔でいてくれるなら。

泣いたっていい。ひとりじゃないのなら、安心だから。

ひとりなら、ちょっと心配だけど大丈夫。この私が愛する人なんだから、大丈夫に決まってる。

ずっとずっと側にいて、一緒に笑いたい。そんな人がたくさんいる。

きっとどこまでも繋がってる。私が羽ばたくと決めたなら、その世界はとても幸せな世界に変わってる。

望みも悩みもするけど、全部がとても尊いものだから。理想通りにいかなくても、きっとそれが一番いいんだ。

頑張って笑うの、やめられなくても別にいい。弱音を吐けないでひとりで泣いたっていい。

それが明日に繋がって、昨日が宝物になることは、分かってる。

だから夢を見ていようと思う。幸せでいるために、楽しく夢を見ていたい。

具体的なものはない。ただ毎日が幸せで、ずっと未来まで幸せならいいなって夢。

その瞬間、きっとそうなってる。だから、私はいつも幸せな夢を見る。